バー経営支援 事例紹介・池袋バー|飲食店開業/経営支援プログラム

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日本地域産業総合研究所が実施した飲食店・外食産業向けのコンサルティングの事例をご紹介します。

「飲食店開業/運営支援(コンサルティング)プログラム」詳細はこちら。

池袋バー経営支援概要

案件名

池袋バー経営支援

期間

2013年3月-継続中

主な支援内容

・メニュー改善
・酒類仕入れの改善(酒類卸の変更)
・WEBサイトリニューアル

対象店舗の概要

業態

ジャズバー・ジャズ喫茶

スピーカーやアンプなど高級オーディオを設置してジャズバー・ジャズ喫茶として開業。
ジャズやボサノバ中心に大量のCDやLPなど音源を保有。
月数回不定期でライブ、ジャムセッション、イベントを開催。

席数

約20席(カウンター7席・テーブル14席)

開業

2010年9月

立地

雑居ビル地下1階
池袋駅東口より約600m、徒歩9分弱
人通りの多い大通りの交差点の脇にあるが、交差点からは視認性が悪い。

経営者

共働きサラリーマンが退職して夫婦で開業。外食・飲食の経験なし。
ジャズやオーディオに関する知識は豊富。
人柄はよく、顧客をリピートさせる力は充分にあった。

メニュー

ドリンクは一般的なラインナップ
フードはママの手作りが売り。野菜を多く使用した、家庭的なメニューを提供。

コンサルティング(経営支援)内容

メニュー改善

当研究所の飲食店開業・経営支援プログラムのコンサルタントであるBar Oasisのオーナー/マスターである鈴木がメニューの改善提案を行いました。
特にビールに関しては生ビールの回転が悪く鮮度の維持が難しかったため、樽の小さい(5リットル)別のメーカーの銘柄への切り替えを行いました。それに伴ってウイスキー類も一部入れ替えました。
同時にカクテルなどのメニューの充実を図りました。Bar Oasisおよび系列店のAlehouseの従業員向けの講習会などでカクテル調製の基本習熟を実施しました。
また清涼飲料も従来は量販店で安く購入していたものを、酒類卸からの仕入れに切り替えました。これにより清涼飲料メーカーのノベルティグッズなど販促支援を受けられるようになりました。

酒類仕入れの改善(酒類卸の変更)

当研究所の飲食店開業・経営支援プログラムのコンサルタントであるBar Oasisのオーナー/マスターである鈴木が酒類を卸を紹介して変更いたしました。
これにより原価低減を実施するとともに、酒類卸営業担当者がこまめに巡回して情報交換や経営支援を行える体制を整えました。
各メーカーのノベルティグッズなども酒類卸を通じて支援を受けるようになりました。

WEBサイトリニューアル

支援前のWEBサイトはメールマガジン配信サービスに付属するサブドメイン上のトップページのみの静的ページでした。ライブやイベントの情報などこまめに更新していたものの、過去の情報を上書きしており、コンテンツが充実しませんでした。ただしブログ(FC2ブログ)やtwitterなどはこまめに更新されていました。
そこで当研究所と(株)ターゲットで連携してWordPressをプラットフォームに動的ページでコンテンツを追加可能なWEBサイトを独自ドメインを取得して構築しました。固定ページは静的ページですが、ブログのように動的ページを追加できるようにしました。また各固定ページにも最新情報のインデックスを設け、各新着情報へのアクセスを可能にしました。またこのバーの最大の差別化ポイントである、オーディオ、音源、ライブを前面に打ち出したコンテンツを作成しました。
これらの費用も従来より大幅に削減して年間のWEB関連経費を半減しました。

その他

食べログやぐるなびなどWEBメディアの無料プランへの登録、掲載を代行して実施しました。

池袋バー経営支援・改善結果

客数・売上

営業秘密ですので詳細はお伝えできませんが、大きく伸びました。

販売促進

ビールなどの銘柄変更や酒類卸変更を行った結果、ビールメーカー・清涼飲料メーカーより、グラス・コースター・A型看板・ポスター・卓上メニュー・グランドメニューなどをご提供いただきました。看板やメニューのコンテンツも作成していただきました。

WEBサイト

コンテンツの拡充を図ったことで、検索結果も向上し、多くのキーワードで上位掲載されました。これにより露出が多くなり新規顧客獲得につながっています。

調査・研究リポート|スペース イチイチゴ(北海道札幌市)にみる同質者コミュニティ形成

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都市においては古くより同業者や同質な集団が一つの地域に集まりコミュニティを形成することは良く知られている。世界有数の都市・ニューヨークにおけるSOHOやハーレム、チャイニーズ・タウンなど職業集団や移民集団などのコミュニティ形成がその好例であろう。

その形成の原因は以下のようなものが考えられる。
・同業者や同質の集団ゆえに、最初に住み着いた(そこで仕事を始めた)ところに同じ集団の家族や友人が移転してきた
・同業者や同郷者どうしの情報交換がしやすい
・仕事の案件マッチングしやすい(同業者)
・仕事のリソースが手に入りやすい(工業関連同業者)
・監督官庁など政府や行政機関にアクセスがよい

またコミュニティ形成過程で以下のような要因も加わってよりその動きは加速する。
・同業者が集まることでクライアントや顧客などの集客できるようになる
・同郷者集団が集まることで観光地化して、飲食業などが集積する

日本においても同質の集団のコミュニティ形成は古くから行われてきた。
・中華街(横浜、神戸、長崎)
・(中華街とは区別する上で)チャイナタウン(池袋など)
・コリアタウン(新大久保、川崎、東上野、大阪生野、鶴橋など)
・オキナワタウン(川崎鶴見区・大阪大正区など)
・製靴業(神戸市長田区など)
・印刷製本業(千代田区、新宿区など)
・IT関連(渋谷区、京都市など)
・放送業(東京港区など)

現代においてもやはりこの動きは脈々と受け継がれている。今回は札幌市内でユニークなビルを発見した。「シャトールレーブ」という大変古いマンションである。外観は70-80年代に流行った南欧風デザインで当時は「おしゃれ」なマンションであったろうが、流行性の高いデザインが現在では完全に逆効果である。

場所は大通から地下鉄で2駅と少し中心街の外れになる。東京で言えば東中野とか代々木上原とか池尻大橋、大阪で言うと東三国とか中津とかの雰囲気であろう。そのような街の古マンションにクリエイターなどが集まって営業している。

2009年に手作りの石鹸を作る会社が移転してきてから次々に作家やクリエイター、高感度商品を扱う店、カフェなどが築30年超のマンションをリノベーションして店を開くようになったのだという。現在ではそれらが連携して一つのブランドを構築し、サイトを開設するまでになった。

たった1店の店がオープンすることでよく似たテイストの同業者を集めてコミュニティが形成される。そしてそれを目当てに顧客が集まる。そしてさらに同業者が集まり…、といったコミュニティ形成の過程のケーススタディとして非常に注目すべき物件であろう。

スペース イチイチゴ
〒060-0061
札幌市中央区南1条西15丁目1-319 シャトールレェーヴ